西山殿へのお手紙はいくつか載せましたが、この御返事はまだ書いてなかったようです。4月13日の聖教新聞に西山殿の話が載っていたので、今日はこの御返事を書きました。
純真な信心。純白の信心。純粋な信心。とか言われることがありますね。
このお手紙で言われるように、人の心は色んなものに染まりやすいので、なかなか純白のままではいられないってことです。学会員でも、生命が何色かに染まってるかは、自分もわからない。真っすぐ御本尊だけを見て、師匠だけを見て、って、非常に難しいよ。色んな方向見てしまう私です。
でも、できるだけ綺麗な心で御本尊に向かいたいと思っています。
御本尊に拝むということは、自分の仏性をそこに見るということになりますね。なかなか仏性が見つからん~ってときもひょっとしたらあるかもしれない。だから、ひたすら信じて祈りなさいと言われているのです。ちょっとやそっとで仏になるんやったら、世界はもっと早く平和になるかもです。世界中で祈ってるのに、戦争が起きるなんて、おかしいやろって、なります。一人の人間が仏になるのは、題目をあげれば、あっという間かもしれません。8歳の竜女の成仏のようにね。でも、だれでも、一瞬で仏になれるかというと難しい問題です。日々修行です。人間革命です。
題目あげて、仏界というガソリンが満タンでも、色々行動してるうちにガソリン切れになって、うまく走れんようになるかもしれません。だから毎日ガソリン補充して、元気に一日を送りましょう。
西山殿御返事 (雪漆御書) 建治2年(ʼ76) 55歳 西山殿
青鳧五貫文、給び候い畢わんぬ。
夫れ、雪至って白ければ、そむるにそめられず。漆至ってくろければ、しろくなることなし。これよりうつりやすきは人の心なり。善悪にそめられ候。真言・禅・念仏宗等の邪悪の者にそめられぬれば、必ず地獄におつ。法華経にそめられ奉れば、必ず仏になる。経に云わく「諸法実相」云々。また云わく「もし人信ぜずして乃至阿鼻獄に入らん」云々。
いかにも御信心をば雪・漆のごとくに御もちあるべく候。恐々謹言。
建治二年丙子 日蓮 花押
西山殿御返事
〈現代語訳〉
青鳧五貫文(せいふごかんもん)、たしかにいただきました。
さて、雪はあまりに白いので、どんな色で染めようとしても染めることができません。漆はきわめて黒いため、白くすることはできません。それに比べて、もっとも染まりやすいのは人の心です。善にも悪にも染まります。
もし、真言宗・禅宗・念仏宗などの邪な教えに染まってしまえば、必ず地獄に堕ちます。けれども、法華経に染まれば、必ず仏になれます。
法華経には「諸法実相」と説かれています。また、「もし人が信じなければ、(さまざまな苦しみを経て)最後には阿鼻獄に堕ちるであろう」ともあります。
どうか、あなたの信心を雪や漆のように、けっして変わらない強いものとして保たれますように。
恐れながら、謹んで申し上げます。
建治二年(1276年)丙子(ひのえね) 日蓮 花押
西山殿御返事
蒙古使御書も西山殿への御書になります。