御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

2023-01-01から1年間の記事一覧

信解品六箇の大事  第一「信解品」の事  新版 1011頁~1012頁

信解品六箇の大事第一 「信解品」の事 記の六に云わく「正法華には『信楽品』と名づく。その義通ずといえども、『楽』は『解』に及ばず。今、領解を明かす。何をもってか『楽』と云わん」。 御義口伝に云わく、法華一部二十八品の題号の中に、「信解」の題号…

第九 「今此三界(今この三界)」等の事   新1010頁-1011頁

第九 「今此三界(今この三界)」等の事 【ここは有名な「如来はすでに三界の火宅を離れて、寂然として閑居し、林野に安処せり」「今此の三界は、皆是れ我が有なり、その中の衆生は、ことごとく是れ吾が子なり、しかも今このところは、もろもろの患難多し、…

法華経の智慧 1

「御書の世界」とともに「法華経の智慧」と言う本も大好きなんです。 今回は「法華経の智慧」の本から感動の言葉を集めたいと思います。 (まず私の気持ちを書きます) 今の世界に求められるのは、確実に人間を変革できる宗教しかないと思います。 どんな哲…

御書の世界

昔、感動して読んだ「御書の世界」を今一度読んでみようと手に取りました。 大事だと思うところ書き溜めていこうと思います。 御書の核心は「広宣流布の大願」にある。 仏の悟りの生命から発する「広大な願い」である。 悟るというのは、この生命本来の願い…

第八 「唯有一門(ただ一門のみ有り)」の事  724頁  新版1010頁

第八 「唯有一門(ゆいういちもん)=ただ一門のみ有り)」の事 文句の五に云わく「『唯有一門』とは、上の『以種々法門 宣示於仏道(種々の法門をもって、仏道を宣示す)』を譬えている。『門』にまた二つあり。宅門と車門となり。宅とは、生死なり。門とは…

第七 「以譬喩得解」の事  724頁 新版1009~1010頁

第七 「以譬喩得解(譬喩をもって解することを得ん)」の事 止観の五に云わく「『智者は譬えに因る』。この意、徴(しるし)有り」。 御義口伝に云わく、この文をもって鏡像の円融三諦(空・仮・中の三諦は相即して円融無礙(えんゆうむげ)であり、一つであ…

第六「一時俱作」の事 723頁  新版 1009頁

第六 「一時俱作(一時にともに作す)」の事 御義口伝に云わく、「一時」とは、末法の一時なり。「俱作」とは、南無妙法蓮華経なり。「俱」とは、「畢竟住一乗(畢竟して一乗に住す)」なり。今、日蓮等の類いの所作には題目の五字なり。余行を交えざるなり…

 譬喩品 第四 「得仏法分」の事 第五 「而自廻転(にじえてん)」の事 新1008頁~1009頁

第四 「得仏法分(仏法の分を得たり)」の事 御義口伝に云わく、「仏法分」とは、初住の一分の中道を云うなり。【「仏法の分」とは、舎利弗が迹門の開三顕一の説法において、中道の悟りの一分を得て、初住の位にのぼったということである。】 「迹門初住、本…

第三 「身意泰然、快得安穏」の事  新版1008頁

第三 「身意泰然、快得安穏(身意泰然として、快く安穏なることを得たり)」の事 文句の五に云わく「『従仏』は、これ身の喜びを結するなり。『聞法』は、これ口の喜びを結するなり。『断諸疑悔(諸の疑悔を断ず)』は、これ意の喜びを結するなり」。 御義口…

御義口伝 譬喩品 第二「即起合掌(即ち起って合掌す)」の事

第二 「即起合掌(即ち起って合掌す)」の事 【譬喩品の最初に「その時に舎利弗踊躍歓喜して、即ち起ちて合掌し、尊顔を1瞻仰(せんごう)して仏に言(もう)さく、今世尊に従いたてまつりて、此の法音を聞いて、心に踊躍を懐き、未曾有なるを得たり・・・」…

 譬喩品九箇の大事  第一「譬喩品」の事  新1005頁~1006頁

譬喩品九箇の大事第一 「譬喩品」の事 文句の五に云わく「『譬』とは、比況なり。『喩』とは、暁訓なり○大悲息まず、巧智無辺なれば、さらに樹を動かして風を訓え、扇を挙げて月を喩す」。 御義口伝に云わく、「大悲」とは、母の子を思う慈悲のごとし。今、…

第七 「於諸菩薩~・・・」 第八 「当来世悪人~・・・」新1004頁~1005頁

第七 「於諸菩薩中 正直捨方便(諸の菩薩の中において、正直に方便を捨つ)」の事 文句の四に云わく「『於諸菩薩中』より下の三句は、正しく実を顕すなり。五乗はこれ曲にして直にあらず。(人・天・声聞・縁覚・菩薩の五乗の教えは、仏の本意ではない曲がっ…

第六 「如我等無異 如我昔所願」の事  新版1003頁

(方便品八箇の大事より) 第六 「如我等無異 如我昔所願(我がごとく等しくして異なることなからしめん。我が昔の所願のごとき)」の事 (天台の)疏に云わく「因を挙げて信を勧む」。(仏の因位を挙げて、信心を勧めるのであると」説いている。) 御義口伝…

第五 比丘比丘尼 有懐増上慢 優婆塞我慢 優婆夷不信の事 新1000頁

第五 「比丘比丘尼 有懐増上慢 優婆塞我慢 優婆夷不信(比丘・比丘尼の、増上慢を懐くこと有るもの、優婆塞の我慢なるもの、優婆夷の不信なるもの)」の事 文句の四に云わく「『上慢』と『我慢』と『不信』とは、四衆通じて有り。ただし、出家の二衆は、多く…

第四 五濁の事  新999頁

第四 「五濁」の事 文句の四に云わく「『劫濁』は別の体無し。劫はこれ長時、刹那はこれ短時なり。『衆生濁』は別の体無く、見・慢の果報を攬る。『煩悩濁』は五鈍使を指して体となす。『見濁』は五利使を指して体となす。『命濁』は色心を連持するを指して…

第三 唯以一大事因縁の事  全集716頁  新版996頁

ちゃんと読まなければわかりにくいところです。難しいです。でも、ここは頑張ってわからないといけないって思いました。 本文は長いですが、講義は意外と短かったです。 一大事因縁を生命論の上からわかることですね。 生命の尊厳こそ一切の社会、人類にとっ…

方便品の事  全713頁  新992頁

方便品八箇の大事 第一方便品の事 文句の三に云わく「『方』とは、秘なり。『便』とは、妙なり。妙に方に達するに、即ちこれ真の秘なり。 (「方とは秘であり、便とは妙である。妙に方に達する、すなわち、妙法という万法の根源に秘密のうちに達することが、…

御義口伝 第七 天鼓自然鳴(てんくじねんみょう)の事 新991頁

第七 「天鼓自然鳴(天鼓は自然に鳴る)」の事 【これは序品第一の「仏是の経を説きおわって、即ち法座の上において、跏趺して三昧に坐したもう。無量義処と名づく、天より曼陀華を雨(ふら)し、天鼓自然に鳴り、諸の天竜鬼神、人中尊を供養す」とあるとこ…

第六 導師何故(どうしがこ)の事  全     新991頁

第六 「導師何故(導師は何が故ぞ)」の事 疏(じょ=ここでは天台の法華文句第三)に云わく「良(まこと)に(おも))んみれば、説法・入定して能く人を導けば、既に『導師』と称す」。 御義口伝に云わく、この「導師」は、釈尊の御事なり。「説法」とは無…

御義口伝 序品 第五 下至阿鼻地獄の事

ちょっと間が空いてしまいましたが、前に法華経序品を書いていたので、続きを書きます。 第五 「下至阿鼻地獄(下阿鼻地獄に至る)」の事 御義口伝に云わく、十界皆成の文なり。(大聖人の御義口伝にはこのようにいわれている、十界の衆生がことごとく皆成仏…

松野殿御返事(三界無安御書)  全1389頁

南無妙法蓮華経と我が口にも唱え候故に、罵られ、打ちはられ、流され、命に及びしかども、勧め申せば法華経の行者ならずや。 Because I chant Nam-myoho-renge-kyo with my own mouth, I have been reviled, struck, exiled, and had my life threatened. Ho…

譬喩品第一の通解 (大白3月号の御義口伝を含むところ)

譬喩品ということについて、文句の五には次のようにある。譬とは比況ー此れをあげてと比し、喩とは暁訓ー浅きによって深きを教えるのである。仏の大慈悲はやむことなく、巧みなる智慧は無辺に働くのであり、さらに迷う者のために、樹を動かして、風というも…

譬喩品第一  「大悲とは・・・を含む御義口伝の本文全部」 大白蓮華3月号より

御書全集721頁 新版御書1005頁 第一 「譬喩品」の事 文句の五に云わく「『譬』とは、比況なり。『喩』とは、暁訓なり○大悲息まず、巧智無辺なれば、さらに樹を動かして風を訓え、扇を挙げて月を喩す」。 御義口伝に云わく、「大悲」とは、母の子を思う慈悲の…

兵衛志殿御返事 (三障四魔事) 全1091頁  

すこしも・をそるる心なかれ・過去遠遠劫より法華経を信ぜしかども仏にならぬ事これなり。 You should not have the slightest fear in your heart. It is lack of courage that prevents one from attaining Buddhahood, although one may have professed f…

可延定業書の一節 全985頁  新1308頁

当時の女人の法華経を行じて定業を転ずることは、秋の稲米、冬の菊花、誰かおどろくべき。 されば、日蓮、悲母をいのりて候いしかば、現身に病をいやすのみならず、四箇年の寿命をのべたり。今、女人の御身として病を身にうけさせ給う。心みに法華経の信心を…

持妙法華問答抄の一節  全466頁  新517頁

生涯いくばくならず。思へば一夜のかりの宿を忘れていくばくの名利をか得ん。また得たりともこれ夢の中の栄え、珍しからぬ楽しみなり。ただ先世の業因に任せて営むべし。 How long does a lifetime last? If one stops to consider, it is a single night’s …

上野尼御前御返事  全1580頁  新1912頁

一切経の功徳は、先に善根を作して後に仏とは成ると説く。かかる故に不定なり。法華経と申すは、手に取ればその手やがて仏に成り、口に唱うればその口即ち仏なり。譬えば、天月の東の山の端に出ずれば、その時即ち水に影の浮かぶがごとく、音とひびきとの同…

四条金吾殿御返事 (八風抄) 全1151頁  新1565頁

賢人は、八風と申して八つのかぜにおかされぬを、賢人と申すなり。利(うるお)い・衰(おとろ)え・毀(やぶ)れ・誉(ほま)れ・称(たた)え・譏(そし)り・苦しみ・楽しみなり。おお心(むね)は、利(うるお)いあるによろこばず、おとろうるになげか…

持妙法華問答抄  全466頁 新517頁

命すでに一念にすぎざれば、仏は一念随喜の功徳と説き給えり。もしこれ二念三念を期すと云わば、平等大慧の本誓、頓教・一乗・皆成仏の法とは云わるべからず。 Moreover, as life does not go beyond the moment, the Buddha expounded the blessings that c…

経王殿御返事の一節 全1124頁 新1633頁

経王御前には、わざわいも転じて幸いとなるべし。あいかまえて御信心を出だし、この御本尊に祈念せしめ給え。何事か成就せざるべき。「その願を充満すること、清涼の池のごとし」「現世安穏にして、後に善処に生ぜん」、(充満其願・如清涼池・現世安穏・後生…