御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

2023-01-01から1年間の記事一覧

御義口伝 化城喩品 第の七 「皆共至宝所」事 全734頁 新1024頁

第七皆共至(かいぐし)宝処の事(全集)御義口伝に云く皆とは十界なり共とは如我等無異なり至とは極果の住処なり宝処とは霊山なり、日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は一同に皆共至宝処なり、共の一字は日蓮に共する時は宝処に至る可し不共ならば阿鼻…

御義口伝 化城喩品 第六 「即滅化城」の事 全733頁 新1023頁

第六即滅化城の事 (全集)御義口伝に云く我等が滅する当体は化城なり、此の滅を滅と見れば化城なり不滅の滅と知見するを宝処とは云うなり、是を寿量品にしては而実不滅度とは説くなり、滅と云う見を滅するを滅と云うなり三権即一実の法門之を思う可し、或は…

読書

今年の1月にオーディブルで聞いた「線は、僕を描く」という本が、当時、私のツボにハマりまして、こんな繊細な表現の文章久しぶりだなと思って、毎夜、寝る前に聞き入ってとてもいい寝心地でした。この前もまた二回目聞いたくらいです。 砥上裕将という方が…

御義口伝 化城喩品 第五 十六王子の事 全733頁 新1023頁

第五十六王子の事 (全集) 御義口伝に云く十とは十界なり六とは六根なり王とは心王なり子とは心数なり此れ即ち実相の一理の大通の子なり、今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は十六王子なり八方作仏とは我等が八苦の煩悩即菩提と開くなり云云。 (説…

御義口伝 化城喩品「其祖転輪聖王」の事 全733頁 新1023頁

第四 其祖転輪聖王の事 (全733頁)御義口伝に云く本地身の仏とは此文を習うなり、祖とは法界の異名なり、此れは方便品の相性体の三如是を祖と云うなり、此の三如是より外に転輪聖王之れ無きなり転輪とは生住異滅なり聖王とは心法なり、此の三如是は三世の諸…

御義口伝 化城喩品 第三諸母涕泣(しょもたいきゅう)の事 全733頁 新1022頁

第三諸母涕泣の事御義口伝に云く諸母とは諸は十六人の母と云う事なり、実義には母とは元品の無明なり此の無明より起る惑障を諸母とも云うなり、流転の時は無明の母とつれて出で還滅の時は無明の母を殺すなり、無明の母とは念仏禅真言等の人人なり而随送之と…

御義口伝 化城喩品 第二 大通智勝仏の事 全732頁 新1022頁

第二大通智勝仏の事(全集732頁) 御義口伝に云く大通は心王なり智勝は心数なり大通は迹門智勝は本門なり大通智勝は我等が一身なり、今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は大通なり題目を唱うるは智勝なり、法華経の行者の智は権宗の大智よりも百千万…

御義口伝 化城喩品七箇の大事 第一 全集732頁  新版2021頁

下の方に全集を現代語に訳していますので、それを参考にして新版御書を読んでもらえるとうれしいです。 化城喩品七箇の大事第一 「化城」の事 御義口伝に云わく、「化」とは色法なり、「城」とは心法なり。この色心の二法を無常と説くは、権教の心なり。法華…

座談会御書の講義について思うこと

以前よくうちの娘たちと話したのは、座談会の御書講義が大白蓮華を読むだけのつまらない講義であるということでした。その時の地区部長や常勝長(ブロック長)に不満が多かったです。たまに新聞に載ってる講義を抜粋して読まれたりもしますが、もっと自分の…

2023年10月度、大白蓮華 座談会御書 報恩抄より

今月の御書は報恩抄ですね。この御書は結構長いんですが、37頁もある!その最後から2頁目の終わりあたりから、今回の座談会御書に抜粋されています。 日蓮大聖人御書十大部講義の第五巻「報恩抄」、序は池田先生と、今は亡き日達猊下が書かれています。日達…

御義口伝 授記品 第三 全731頁 新1020頁

(新版御書) 第三 「捨是身已(しゃぜしんい=この身を捨て已(お)わる)」の事 御義口伝に云わく、※この文段より捨・不捨の起こりなり。※ (※大目犍連がその身を捨て終わって、八千、また二百万憶の諸仏世尊を見奉ることができた。すなわち成仏したと説く…

御義口伝  授記品四箇の大事から 第二  全731  新1020

第二 迦葉光明の事 御義口伝に云わく、「光明(こうみょう)」とは、一切衆生の相好(そうごう=姿・形)なり。「光」とは、地獄の灯燃猛火(とうねんみょうか=煩悩に焼かれることをあらわし地獄の苦悩を意味する)、これ即ち本覚自受用の智火のことでもある…

釈迦御所領御書 全1297頁 新2139頁

本文がちょっと違うようなので、講義録のある御書全集から載せてます。 釈迦御所領御書 「是れ我が有なり(三界は我が所有するところのものである)。其の中の衆生は悉く是れ吾子なり」等云云、この文のごとくならば・この三界は皆釈迦如来の御所領である。…

小蒙古御書  全1284頁  新1719頁

(257) 小蒙古御書 弘安4年(ʼ81)6月16日 60歳 小蒙古の人、大日本国に寄せ来るのこと。我が門弟ならびに檀那等の中に、もしは他人に向かい、はたまた自ら言語に及ぶべからず。もしこの旨に違背せば、門弟を離すべき等の由、存知せるところなり。この旨を…

授記品四箇の大事  第一「授記の事」 全730頁 新1019頁

授記品四箇の大事第一 「授記」の事 文句の七に云わく「『授』は、これ与の義なり」。 御義口伝に云わく、「記」とは、南無妙法蓮華経なり。「授」とは、日本国の一切衆生なり。不信の者には授けざるなり、また、これを受けざるなり。今、日蓮等の類い、南無…

薬草喩品 第五 全730 新1018

第五 「我観一切 普皆平等 無有彼此 愛憎之心 我無貪著 亦無限礙(我は一切を観ること、あまねく皆平等にして、彼此・愛憎の心有ることなし。我に貪著無く、また限礙無し)」の事 御義口伝に云わく、この六句の文は、五識(六識から意識を除いた五根それ自体…

薬草喩品 第四 全729頁 新1018頁

第四 「破有法王 出現世間(有を破する法王は、世間に出現す)」の事 薬草喩品に「有を破する法王、世間に出現して、衆生の欲に随いて、種々に法を説く」とある。ここの御義口伝です。 御義口伝に云わく、「有(う)」とは、謗法の者なり。「破(は)」とは…

御義口伝 薬草喩品 第三 全729 新 1017

第三 「雖一地所生、一雨所潤(すいいちじしょしょう、いちうしょにん)=(一地の所生、一雨の所潤なりといえども)」等の事 御義口伝に云わく、この文から随縁・不変ということが起こるのである。妙楽大師が言うには「随縁・不変の説は大教(=一往は法華…

御義口伝 薬草喩品 第二(この品述成段の事) 全729  新1016

第二 この品は述成段なる事 御義口伝に云わく、「述」とは迦葉なり、「成」とは釈尊なり。「述成」の二字は、迦葉・釈尊一致する義なり。詮ずるところ、「述」は所化の領解、「成」は仏の印可なり。今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と領するは「述」なり、…

御義口伝 薬草喩品の事  全集728頁  新版1016頁

薬草喩品五箇の大事第一 「薬草喩品」の事 まずは御書全集: 記の七に云く無始の性徳は地の如く大乗の心を発するは種の如し二乗の心を発するは草木の芽茎の如し今初住に入るは同じく仏乗の芽茎等を成ずるが如しと。御義口伝に云く法華の心を信ずるは種なり諸…

御義口伝 大願とは法華弘通! 2023年9月大白蓮華

世界を照らす太陽の仏法では、御義口伝の如来寿量品の要文がありました。 それとは別に、9月度の座談会御書にも、今回は御義口伝の要文が載っています。 これは法師品の十六個の大事の中の二個目にあたります。 第二 「成就大願、愍衆生故、生於悪世、広演此…

御義口伝 信解品 第六 「世尊大恩」の事 727頁  新1014頁

第六 「世尊大恩(世尊は大恩まします)」の事 【ここは、四大声聞のひとりである摩訶迦葉が仏の大恩を賛嘆しているところである。 「世尊は大恩まします。希有の事を以って、憐みん教化してわれらを利益したもう、無量億劫にも誰か能(よ)く報ずる者あらん…

御義口伝 信解品 第五「無上宝聚 不求自得」の事  727頁  新1014

第五 「無上宝聚 不求自得(無上の宝聚は、求めざるに自ずから得たり)」の事 御義口伝に云わく、「無上」に重々の子細あり。外道の法に対すれば、三蔵教は無上、外道の法は有上なり。また三蔵教は有上、通教は無上。通教は有上、別教は無上。別教は有上、円…

御義口伝 信解品 第四「心懐悔恨(しんねけこん)」の事  726頁 新1013頁

御義口伝 信解品六箇の大事より 第四 「心懐悔恨(心に悔恨を懐く)」の事 文句の六に云わく「『悔』は父に約し、『恨』は子に約す」。記の六に云わく「父にも『悔恨』あり、子にも『悔恨』あり」。 御義口伝に云わく、日本国の一切衆生は「子」のごとく、日…

御義口伝 信解品 第三「加復窮困(かふぐうこん)」の事 全726頁 新1013頁

第三 「加復窮困(ますますまた窮困す)」の事 文句の六に云わく「出要(しゅつよう)の術(じゅつ)を得ざるをまた『窮(ぐう)』となし、八苦の火に焼かるるが故に『困』となす」。 御義口伝に云わく、「出要」とは、南無妙法蓮華経なり。「術」とは、信心…

光日尼御返事 934頁  新1264頁

(110) 光日尼御返事 弘安3年(ʼ80)9月19日 59歳 光日尼 なきなをながさせ給うにや。三つのつな(=三従)は今生に切れぬ。五つのさわりはすでには(晴)れぬらん。心の月くもりなく、身のあかきえはてぬ。即身の仏なり。とうとし、とうとし。くわしく申す…

寂日房御書 全集902頁 新版1268頁

(113) 寂日房御書 弘安2年(ʼ79)9月16日 58歳 弘安二年(1279年)9月16日、身延で著されました。寂日房を通して安房のある婦人に与えられたお手紙です。寂日房は日家(にっけ)とも日華(にっけ)のこととも言われています。本抄の別名を「自解仏乗書」と…

別当御房御返事  全集901頁  新版1204頁

年代、場所は不明。 建治3年(1277年)の著わされたと推測されるようです。 別当御房とは清澄寺の住職をさすと思われ、報恩抄送状に「清澄御房」とあって、道善房亡き後は浄顕房が清澄寺を取り仕切っていたようなので、別当御房とは浄顕房であろうと推定されて…

華果成就御書 900頁 新版1210頁

弘安元年(1278年)4月、日蓮大聖人が57歳の時、身延で著され安房・清澄寺の浄顕房と義浄房に送られた御消息が「華果成就御書」です。この年は旧師・道善房の三回忌に当たっており、おそらく大聖人は旧師の三回忌を営まれ、その際に浄顕房と義浄房にあてて本抄…

信解品六箇の大事 第二「捨父逃逝(父を捨てて逃逝す)」の事  新版1012頁~1013頁

第二 「捨父逃逝(しゃぶじょうぜい)(父を捨てて逃逝す)」の事 ★ここは有名な窮子の譬えのところで、金持ちの息子が父を捨てて逃げ去ったことを述べている。経文には「たとえば人あって年すでに幼稚にして、父を捨てて逃逝(じょうぜい)し、久しく他国に…