御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

2021-01-01から1年間の記事一覧

新尼御前御返事 904頁 54歳御作 

文永12年2月16日、大聖人が御年54歳のとき、身延にまで甘海苔を送られた新尼に送られたお手紙です。 新尼御前御返事 文永十二年二月 五十四歳御作 甘海苔を一袋送っていただきました。 また大尼御前からの甘海苔もいただき感謝しております。 この場所を身延…

大尼御前御返事 908頁 (59歳?御作)

大尼という人、信心がふらふらしていたようで、大聖人が佐渡に流されると信心に疑いを持って退転したそうです。が、なんと、大聖人が御赦免を受けて戻って来られると、また、祈らせてもらおうと思って、大聖人に「私にも御本尊をください」と言ってくるよう…

四条金吾殿御返事 1118頁 51歳御作

別名を「梵音声(ぼんのんじょう)御書」という。 文永9年9月、四条金吾が亡き母の三回忌追善供養のために、使いを大聖人のもとに遣わしたのに対する御返事です。 一国の盛衰は国王によって大きく影響され、国主が謗法を重ねれば国が滅びることを示し、当時…

経王御前御書 1123頁 51歳御作

別名「経王誕生御書」 このお手紙も四条金吾が佐渡流罪中の大聖人に種種の御供養をさしあげ、経王御前の誕生をご報告したことに対する御返事です。 わかりやすい内容の御書かと思います。 どんな時代になっても世の中が滅ぶような事態になっても、日本中の人…

四条金吾殿御返事 1116頁 2021年9月度座談会御書(1117頁18行目) 51歳御作

別名「煩悩即菩提御書」 文永9年5月2日、大聖人が51歳のとき、佐渡一谷で著され、四条金吾に送られたお手紙です。4月に佐渡まで大聖人を訪問したことに対するお礼の意味で送られました。大聖人の法門は狭いようで深く天台伝教の法門よりも一重立ち入った本門…

四条金吾殿御返事 1192頁 58歳御作

1279年(弘安2年)10月23日、身延で著され四条金吾に与えられたお手紙です。 四条金吾が暗殺者に襲われながらも、無事に逃げられたと報告したことに対するお手紙です。別名は「法華経兵法事」 四条金吾が強敵と戦って無事だったことは前からの用心と勇気があ…

経王殿御返事 1124頁 52歳御作

文永10年8月15日、佐渡一谷で著され、経王と呼ばれた女の子の両親に与えられた御消息です。以前は四条金吾夫妻の子供が経王と思われていましたし、御消息は四条金吾夫婦あての内容であると思われていました。でも、そこは断定できないと、最近は考えられてい…

千日尼御前御返事 1315頁 57歳御作

別名「雷門鼓(らいもんつづみ)御書」 弘安元年十月というと、その頃の御書をみると、大聖人のご病気がかなり重かった時節である。その時に千日尼が夫の阿仏房を使いとして見舞いがてら種々のご供養をさしあげたので、その時のご返事である。 千日尼御前御…

佐渡で書かれた御書

佐渡に行ってからも大聖人は念仏者たちに命を狙われます。 何も悪いことはしてないのに、島流し。(腹立つわ!時の権力者と邪宗の僧らに) 今朝ちょっと読んだ講義の序講のところ、泣きました。想像して、もらい泣き。 佐渡における大聖人様を守った、たくさ…

阿仏房御書 1304頁 (51歳御作)

別名「宝塔御書」 文永9年説と建治2年説とがある。 阿仏房の質問に対してある程度詳しく、でも、繁雑になるからといって全部はかかれていないところがミソでしょうか。高齢の阿仏房に難しい経文を説くよりも、わかりやすく阿仏房さながら宝塔・宝塔さながら…

法華証明抄 1586頁 (新版御書1930頁) 61歳御作 

別名「死活抄」 弘安五年二月二十八日、南条七郎次郎時光に与えられた書です。 熱原の法難の波がようやく静まったころで、富士方面の在家の中心者として戦ってきた時光は、その心身の労苦からか前年以来はかばかしくなかった病が急に重くなっていた。内容は…

高橋殿御返事 1467頁

別名を米穀御書という。 「其の国の仏法は貴辺にまかせたてまつり候ぞ」という有名な一節があります。 地元での戦いを任された私たちは地域に根を張って、仏法を体現し、実証を示していかなくてはいけません。ファイト! 高橋殿御返事 米穀もまた同様に、同…

光日上人御返事 932頁 新1264頁60歳御作

弘安四年(1281年)安房国天津の光日尼に与えられた御消息です。 無間地獄がいかなるものかを述べて、蒙古の責めにあっていることこそ生きながらの地獄であると指摘され、大聖人は苦しんでいる民衆を見て予言が的中し、現証が出たと言いたくないが、あえて後…

東京五輪が終わりましたね。

スポーツの観戦が好きなのでよく見てました。 色々感動しましたが・・・・ソフトボールの金!卓球ミックスダブルスも金!卓球男子団体銀!女子バスケット銀!水泳も、陸上も(男子400メートルリレーはガッカリしましたが・・・バトン渡せないことってあるん…

六郎次郎殿御書 1464頁 56歳御作

建治三年(1277年)三月十九日、身延で著され、六郎次郎と次郎兵衛に与えられた御消息です。別名を「報二檀越(だんのつ)書」といいます。駿河国富士郡賀島荘(富士市)に住む高橋六郎兵衛入道の弟が六郎次郎です。次郎兵衛とは同じ賀島の大田次郎兵衛であ…

高橋入道御返事 1458頁 

別名を「米穀御書」という。 断簡(書簡の一部分)であるため、いつ、だれに与えられたのか明らかではない御消息です。その内容から高橋兵衛入道への御消息であろうと推定されるためこの題号がつけられています。ただ、高橋入道は病気であり、断定はできませ…

減劫御書 1465頁 (2021年8月度座談会御書) 講義33巻

述作の年代も宛名も書かれていない御消息です。その内容から駿河国の門下、高橋六郎兵衛入道の没後、その家族・縁者に送られたものであると考えられます。 別名を「智慧亡国書」と言います。 その内容から建治二年(1276年)以後の御書と推定され、高橋六郎…

諸経と法華経と難易の事 991頁 59歳御作 (富木常忍宛) 講義17巻

弘安三年、五月二十六日、身延で著され、富木常忍に与えられた御消息です。別名を「難信難解法門」といいます。 富木常忍が法華経法師品の難信難解の文について、質問を寄せたのに対して、問答形式で答えています。法華経以外の諸経は仏の随他意の教えである…

五綱抄 曾谷入道殿許御書 1026頁 54歳御作

文永12年(1275年)3月10日、日蓮大聖人が54歳の時に身延で著され、曾屋教信と大田乗明の二人にあてられた御消息です。別名を五綱抄ともいい、重要な教義が漢文体で記されています。 初めに教・機・時・国の違いによって弘めるべき法が異なることを明かし、次…

曾谷入道殿御返事 1025頁 54歳御作 通解

方便品の長行を書写して差し上げた。先に差し上げた自我偈に添えて読まれるように。 この経(法華経)の文字は一字一字、ことごとく生身の妙覚の仏である。しかしながら、われら凡夫は肉眼なので、ただ、文字と見るのである。たとえば餓鬼道のものは恒河を火…

曾谷入道殿御書 1024頁 53歳御作 通解

別名「法華真言違目」 一か月前の十月六日に蒙古軍が九州に襲来しています。 大聖人の予言が的中して、自界叛逆難・他国侵逼難(たこくしんぴつなん)が起こったのは、真言宗が法華宗に勝るという仏法の邪見によるのであるとされ、真言が法華宗を破ったため…

曾谷教信

御書を拝読する前に曾谷教信について書いておこうかと思います。 今まで富木常忍の御書を沢山読みましたが、曾谷教信は結構近くにいて、ともに戦った同志のようなのです。 曾谷教信は下総郡八幡庄曾谷郷(千葉県市川市曽谷)の領主で、幕府に仕えていた人。 …

リモート読書会

今日の聖教・読者の声の欄に載りましたね~ うれしかったです。 沢山の同志が喜んでくれました。一番早くて7時ごろ支部女からlineもらって、うれしかったけど、以前私がもってたブロックのブロック員さんが教えてくれたと言われました。それもまたうれしかっ…

御義口伝について、講義から

御義口伝は今こそ広宣流布実現の時を得て初めてその真義が世に流布するものと確信する。 立正安国論、皆開目抄、観心本尊抄等は古来幾多の先師や学僧によって、解釈され、講演され流布されたが御義口伝のみは誰も本格的に手をつけられなかった。その理由は創…

観心本尊得意抄 972頁 54歳御作

1275年(建治元年)十一月二十三日に富木常忍に対して書かれた御書です。 銭一貫文、厚綿の白小袖一枚、筆十管、墨五丁を頂いた。身延山はご存じのように冬は嵐が激しく、降り積もる雪はなかなか消えない。極寒のところなので昼夜の修行も薄着では耐え難く、…

御衣並単衣御書 971頁 54歳御作 建治元年

本抄は建治元年(1275年)九月二十八日、富木常忍からの衣の布と単衣が供養されたことに対し、書かれたお手紙です。富木常忍の妻の御供養に対して返事を出されたものと考えられている。この年の二月には常忍の母が帷を作って御供養しており、富木常忍がこう…

法華経題目抄 940頁 根本大師門人 日蓮撰 45歳御作

文永三年正月六日、当時滞在されていた故郷の安房・清澄寺で著され、頂いたのは安房国天津にいた伯母御前であろうと推定されています。 はじめてに題目を唱えることに、いかに絶大な功徳があるかが明かされています。特に「仏道に入る根本は信をもって本とす…

止暇断眠御書 富木殿御書 969頁 54歳御作

止暇断眠御書という別名があるので、よくわかる人はピーンとくる一節があると思います。最後のところで「我が門家は夜は眠りを断ち、昼は暇(いとま)を止(とど)めて之を案ぜよ、一生空(むな)しく過ごして万歳悔ゆること勿(なか)れ」と言われています…

2021年7月度 座談会御書 富木尼御前御返事 講義

今日のお昼ごはんを食べたあと、急に思いついたのです。 私が富木尼御前になって話をするっていうのが、一番いいかもしれないと。 今回、久しぶりに地区で座談会御書を頼まれたので、毎日どうやって面白く感動的に、 皆にわかってもらえるか、って考えていっ…

富木殿御返事 968頁 54歳御作

90歳にもなる富木常忍の母が帷(かたびら)を御供養したのに対して、その功徳とともに、母の恩を説話を通して教えられています。 帷一領(着)受け取りました、さて、仏弟子の中・比丘(僧)が一人おられた、飢饉の世に仏がいらっしゃった時、物がなくて不自…